中国で肥満とその前段階の過体重の総人口が米国を抜き世界最多を独走中。(2023年11月13日中日新聞夕刊記事より)
これまで私たちアジア人はあまり肥満の人種のイメージはなかったかと思いますが、世の中は刻々と変化しています。前述の中国の肥満の問題は急速な経済成長に伴う「食の変化」が背景にあるとも新聞に記載されていましたが、経済成長が国民の健康を脅かすとはなんとも皮肉なことです。
食、といえば日本には世界に自慢できる「和食」があります。ご存じの通り和食はユネスコの無形文化遺産に登録されていますがその理由をご存じでしょうか?調べたところによると「日本の伝統的な食文化であり、世代を超えて受け継がれ地域の結びつきを強めている」ということが評価されたそうです。なるほど、という理由ではありますが、「味付け、素材、調理法すべてが健康的」であることも和食が評価された大きなポイントではないかと思います。
日本食が衰退する、とは思いませんが日本は世界各国の料理がその国の味と変わらずおいしく食べることができ、コンビニもデリバリーも手軽に利用できる国。今のところ中国のような肥満大国の心配はないようですが、今後何かしらの弊害はでてくるかも?しれません。
事実、大腸がんや乳がんの発生率が上がってきており、これは食の欧米化が原因と言われています。知り合いの医師も食事の変化で乳がんのリスクが高くなっていると言っていました。
がちがちの食事コントロールはストレスがたまるだけですが、今一度自分が口にするものを見直してみてはいかがでしょうか?あなたの体はあなたが食べたものでできているのです。