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COLUMNコラム

免疫力について

2022.8.3 カラダのこと

病気にならないために免疫力をアップしよう!といいますが、そもそも免疫力って体のなにがどうなったらアップするのでしょうか?目に見えるものではないのでなかなかピンとこないですよね。

免疫力は血液中の白血球がその働きを担っています。そしてこの白血球のなかにはマクロファージ、顆粒球、リンパ球があり、それぞれ異なった働きをしています。今回はウィルスをやっつける働きをする「リンパ球」について調べてみました。

リンパ球は外部から侵入したウィルス等の小さな異物をやっつける働きをします。そしてその際、そのウィルスや異物の特徴を記憶して二度と体内で悪さをしないよう対処します。これが「獲得免疫」。一般的に免疫と言われているものです。そしてリンパ球は外から侵入してきた異物に対処するだけではなく、がん細胞や新型コロナウィルスなど体内で生まれた異常細胞やウィルスも処理をする力を持っています。

またリンパ球にはT細胞、B細胞、そしてガンをやっつけることで有名なNK(ナチュラルキラー)細胞等がありますが、免疫本体としてはT細胞、B細胞がリンパ球の8割を占めています。このT、B細胞は赤ちゃんの時に作られるもので、人間が100歳になっても活発に働きつづけてくれるとても長持ちの免疫です。しかも感情に左右されることがありません。ストレスがたまったから、高齢だからという理由でT、B細胞が弱るということはないのです。

NK細胞は私たちの体内で毎日できている異型細胞=ガン細胞をやっつける働きをしています。T、B細胞を大きく異なる点は「加齢と感情の影響をうける」ということ。一般的には60歳以上になれば年齢と共にNK細胞のパワーは低下すると考えられており、ネガティブなストレスでも大きな影響を受ける細胞です。T、B細胞はガン細胞に対しては何もできないので、ガンにならないためにはこのNK細胞を活性化させておくことが大切と言えます。

ご存知の方も多いかと思いますが、NK細胞を活性化するのには「笑い」が効果的だという実験結果があります。またガンに関わらずNK細胞を活性化しておけば風邪や帯状疱疹の予防にもつながります。マスクのつけっぱなし、必要以上のアルコール消毒で免疫力の低下が心配されています。笑いで手軽に免疫力アップ!を実践してみましょう。